マニフェストの記入ミスは再発行できる?修正手順と失敗しないポイント

マニフェストについて、「なんとなく分かるけれど詳しくは説明できない…」という方も多いのではないでしょうか?

本記事では、そんなマニフェストの基本を5分で分かりやすく解説します。

以前の記事で「マニフェストとは何か?」について概要を説明しましたが、「マニフェストについてもっと詳しく知りたい」という声も多く寄せられています。

そこで今回は、 前回の記事でフォローしきれなかった内容にフォーカスし、詳しく解説します。

まずは、下記の記事でマニフェストの基本を押さえてから、本記事を読むことでより理解が深まり、自信をもってマニフェスト制度について説明できるようになるはずです。

復習:マニフェストとは?

マニフェスト(産業廃棄物管理票)は、産業廃棄物の適正な処理を確認・管理するための重要な書類です。
排出事業者(廃棄物を排出する側)が、収集運搬業者や処分業者に対して、「どのような廃棄物を、どこで、どのように処理したのか」 を明確にするために発行します。

マニフェストには「紙マニフェスト」と「電子マニフェスト」の2種類があり、それぞれに特徴があります。

マニフェストの発行は義務?

産業廃棄物を処理する際、マニフェストの発行は法律で義務付けられています。

産業廃棄物を処理する際、マニフェストの発行は法律で義務付けられています
具体的には、産業廃棄物を1回排出するごとに、種類ごとにマニフェストを作成する必要があります

また、マニフェストには以下のような重要なルールがあります。

  • 一度発行したマニフェストは、処理過程で誤りが見つかっても再発行はできない
  • 発行後の誤りは修正対応を行う必要がある

では、万が一マニフェストに誤りがあった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?

マニフェストの誤りは再発行せず、修正対応を行うことが基本

マニフェストには「交付番号」という識別番号が割り当てられています。

この交付番号は、産業廃棄物が適切に処理されるまでの追跡に使用される重要な情報です。
そのため、一度発行したマニフェストは、誤りがあったとしても再発行することはできず、修正対応を行うことが原則となります。

紙マニフェストの修正方法

紙マニフェストの修正は、以下の手順で行います。

  1. 誤った箇所に二重線を引き、正しい情報に修正
  2. 修正印を押す(修正の正当性を示すため)

さらに、修正が必要な場合、各管理票が手元にあることが必須です。
そのため、発行後に誤りが発覚した場合、収集運搬業者や処分業者に修正を依頼したり、控えを返送してもらう必要があります。
このため、紙マニフェストの修正には大きな手間がかかることが課題となります。

電子マニフェストの修正方法

電子マニフェストでは、システム上の入力画面から修正を行うことが可能です。
さらに、電子マニフェストは 修正履歴(ログ)が自動で記録されるため、特別な手続きは不要です。

紙マニフェストと比較すると、電子マニフェストのほうが修正が容易で手間もかからないため、導入をおすすめします。

まとめ

  • マニフェストは産業廃棄物の適正な処理を確認・管理するための重要な書類
  • マニフェストは発行が義務付けられている。
  • マニフェストは1度発行したものは再発行せずに修正する必要がある。
  • 紙マニフェストは修正に手間がかかるが、電子マニフェストなら簡単に修正できる

 


株式会社オーシャンなら収集運搬から処分まで一括して対応しています

 株式会社オーシャンでは「産業廃棄物処分業」の許可に加えて「産業廃棄物収集運搬業」の許可も取得しているため、回収から処分まで完結できます。排出者であるお客様は弊社までお電話をいただければ私たちが回収に伺い、積み込みから弊社作業員にて行わせていただきますので、お客様には一切お手間はいただきません。

詳しくは以下をご参照ください。