ゴムクローラーの処分方法と業者を選定する際の注意点について

投稿日 2024年12月25日
更新日 2024年12月27日
著者 ocean-inc
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ゴムクローラーとは

ゴムクローラーはゴムと金属(芯金、スチールコードなど)から出来ているものであり、不整地や岩盤など足元が悪い環境で重機などが作業する際に使用されるものです。また、工事現場などだけではなく、農業でも使用されている汎用性の高いものです。

ゴムクローラーを使用する利点と問題点

　現在ゴムクローラーはメーカーや商社、ECサイトなどあらゆるところで購入が可能となっており、非常に手軽に手に入れることができます。また、鉄クローラーと比べても稼働時の音が静かで、地面に与えるダメージも少なく、スチールコードなどで強度が高くなっているため耐久性もあることから、現在はゴムクローラーを使用することがメジャーとなっています。

しかし利便性が高く手に入れることが容易な一方で、頑丈な構造ゆえに処分することが大変困難な品物であるため、産業廃棄物処分業者でも受け入れできないといったことが起こってしまうこともありました。

廃棄する際は専門の処分業者へ依頼する

廃プラスチック類の許可を受けた業者を探す

　ゴムクローラーは法律上「産業廃棄物」となります。また、その中で「廃プラスチック類」という区分に入ります。もしも処分をお考えであれば「産業廃棄物処分業」の許可を都道府県から受けた産業廃棄物処分業者の中で、「廃プラスチック類」の許可を受けている業者を探す必要があります。

運搬もしてもらえる業者を探す

　また、処分業者が見つかったとしても、ゴムクローラーを処分業者まで持ち込むのは大変労力がいるものです。ゴムクローラーは１本で１ｔ程あるものもあるため、慣れていない場合は積み込むだけでも相当な時間がかかってしまいます。そこで産業廃棄物処分業者までゴムクローラーを運搬してもらうための業者(「産業廃棄物収集運搬業許可」を都道府県から取得している業者)を探して、その会社に運搬を委託する方法もあります。しかし、結局積み込みは自身で行わなければならなかったり、業者を探す手間があったりと通常の業務の合間をぬって行うにはあまりにも負担が大きいものです。また、法律に従って処分を行わないと法人などもに罰則が科され、罰金や事業停止処分など厳しい処分が科されてしまいます。